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♦SNS・ゲーム・YouTubeが大好き!
スマホ中心の生活を送っていたノートス生 A君
※写真はイメージです。
中1の最初の定期テストで成績が良かったご褒美として、念願のスマホを持たせてもらいました。
友達とLINEしたり、ゲームやYouTubeに興じていると、あっという間に夜11時。
休日も、多いと8時間くらいスマホをさわっている日もあったそう。
そんな生活を続けてしまった結果、最初は420点とれていた定期テストの点数が、中1の最後では290点に。
その後、これではマズい!ということでお父さんと入会面談に来たA君。
そこでA君、お父さん、私で話しあった一部をまとめます。
♦ルールは一応守られていたけど・・・
スマホの使い過ぎで親子関係が険悪に
A君がスマホを持ち始めたころ、「使用は夜9時まで」というルールがあったそうです。
A君はそれを守っていましたが、お父さんに注意されることが多く、よく言い争いになっていたとのこと。
解決策は?
「細かい」ルールを決める→記録に残す
子どもがスマホを持った場合、どんな困ったことがありそうか、あらかじめ予測して、それを防ぐことができそうなルールを「細かく」決めておく必要があります。
また、せっかく決めたルールが風化するのを防ぐために記録に残すことを忘れずに!!
↑↑↑
紙に書いて貼る、ボイスメモに残すなどいつでも確認できる状況にしておく
♦だんだんとルールがうやむやになっていって・・・
さらにスマホの使用時間が増えていった
そして、「夜9時まで」のルールは、だんだんと守られなくなっていったそうです。
「友達にLINEをしたけど、返事がまだ来ていないから。」などの理由で、夜9時を過ぎてもしばしばスクリーンタイムの解除を要求してくるA君。
お父さんも解除作業が面倒になってしまい、スクリーンタイムの設定をやめてしまいました。
解決策は?
「守りやすい」ルールに変更する
特に中学生になると、夕方は部活やクラブチームの練習、夜は塾などの予定が入っている子が多く、「夜9時まで」というルールが都合に合わない子も出てきます。
そうなったら、どうしますか?
①のように考えを貫くのも一つです。
しかし、保護者が頑なになるほど、お子さんはなんとかして抜け道を探してスクリーンタイムを解除。寝室にこっそり持ち込んで夜中に使用するようになり、寝不足で授業中に居眠り・・・などの負のループに入ることがあります。
よって一番うまくいきやすいのは、
③お子さんが守りやすいルールに変更する
です。
譲歩することで、お子さんは「自分の気持ちが尊重された!」と思うようになり、親子関係が良くなります。
!!ただし!!
いつでも変更できるとなるとルールの意味がないので、定期的に見直しの機会を設けて話し合うことが大切です。
♦お父さんがルール決めの主導権を握る形に・・・
A君はかたくなに拒否
ルール決めのコツが分かってきたところで、お父さんがA君に様々なルールを提案し始めました。
「夜10時までにしたら?」
「1日1時間までにした方がいいと思うなあ。」
するとA君、不機嫌な顔でだまり込んでしまいました。これでは話し合いが進みません。
解決策は?
①ルールが必要な理由を理解してもらう
そもそも、なぜスマホの使い過ぎが良くないのでしょうか?
決して嫌がらせではなく、自身を守るためにルールを決めるということをA君に伝えました。
解決策は?
②話の主導権をA君に。ルールもスモールステップで!
保護者が一方的に話を進めてしまうと、お子さんは逆に反発したくなってしまいます。
ですので、上記の理由をふまえてどんなルールが必要になると思うか、A君自身に考えてもらうことにしました。
ここで大切なのは、まずA君に共感することです。
大人からしたら、「真面目に考えてるの?」というような意見であっても、極力否定しないことで、反抗的な態度が和らいでいきます。
この日の話し合いはここで終了。1か月間このルールで様子を見ることにしました。
♦入塾後1か月
A君が自分から使用時間を短くする提案をしてきた!
この1か月間、お父さんにお願いしていたのは、「A君への共感」と、「ルールを守れたらほめる」を継続することでした。
そして、入塾後1か月が経ちました。ノートスでも定期テスト勉強に力を入れる時期です。
ある日の夜、A君が、
「テスト4週間前になったら、平日は1時間にしようと思う。あと、やっぱりスクリーンタイムやる。」
と提案してきたそうです。
※写真はイメージです。
これにはお父さんもびっくり。
そういえばこのあたりから、親子の言い合いも減ったかも、とおっしゃっていました。
A君も、本当はスマホ中心の生活が良いものではないと分かっていたのだと思います。ただ、ルールを守れる自信がなくて、「休日7時間」などと言ってしまったのかもしれませんね。
♦テスト前は自習にも来るように
中2の定期テストでは400点台に巻き返し!
「スマホの使用ルール=自分との約束」を守ることができたA君は、自信を取り戻し、ノートスの講師と約束して、授業以外の日も塾に自習に来るようになりました。
そして迎えた定期テストでは403点。しっかりと挽回しました!
スマホという誘惑に立ち向かって自分を律することができるようになったA君。内面的な成長が感じられ、とても嬉しかったです。
お父さんからも、
「息子と二人で話し合っていたらたぶん決裂していたと思います。先生が間に入ってくれて話し合いをしたことで感情的にならずにうまくいきました。」
とお電話で喜びの声をいただきました。
スマホ等ルール決めのコツ!まとめ
いかがでしたか。
多くの親御さんが、お子さんのスマホ・ゲーム・YouTubeとの付き合い方に悩み、相談くださるケースがあります。
度が過ぎれば勉強の弊害となってしまう「娯楽」ですが、一概に禁止!とすると子どもの反発を招き、親子ともども疲れてしまいます。
親子が笑顔でいるために、ぜひとも話し合いの機会を設けていただき、その場としてノートスをお役立て下さい。
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※参考にした本1:子どものスマホ問題はルール決めで解決します(石田勝紀著)
※参考にした本2:子どもスマホルール(竹内和雄著)