※「理解して覚えて自力で解く」について
1月コラム
勉強の成果が格段に上がるコツ~知識の習得と活用編~
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▼目次 好きなところから読めます
1.成果が出ない原因③(①と②は1月コラムでご紹介) 勉強を「終わらせる」という意識 2.成果が格段に上がるコツ③ 3.意識を変えるために 4.入塾後に意識がガラリと変わった |
成果が出ない原因③
ー勉強を「終わらせる」という意識ー
成果が出ない原因①と②についてはこちら↓↓↓
勉強の成果が格段に上がるコツ~知識の習得と活用編~
前回コラムを読んでみて、
・いつもちゃんと自力で解いていると思う!
・まとめ問題も毎回やっている!
それなのに、成果が出ないのはどうして?と思った方もいるでしょう。
その場合、
ドリルやワークを「終わらせる」ことばかりに意識が向いている
かもしれません。
成果が格段に上がるコツ③
ー「終わらせる」ではなく
「自力で解けるようになる」を意識しようー
私たちが勉強するときには、まず知識を習得し(理解して覚える)、その知識を活用する(使う)ということを行っているのでしたね。
このA~Cをしっかり行った結果、勉強の成果が出て、点数が上がったり試験に合格できたりするわけです。
これを前提として
「終わらせる」ことばかりを意識した場合と、そうでない場合について考えてみましょう。
例1:「終わらせる」ことを意識して勉強しているDくん
取り組みに注目してみましょう。
ただ「終わらせる」ことを意識して取り組んでいるため、知識の習得(理解して覚える)と活用(使う)が出来ていなくてもそこで勉強終了!としてしまいます。
具体的には、
・間違えた問題の答えを赤で書いているけど、ただ書いただけ(理解しない・覚えない)
・自力で解き直しをしているようだけど、実は答えを覚えて書いただけ(理解はしていない)
など、ノートを見ると、一見しっかり勉強しているように見えて、実は成果につながらないやり方になっているのです。
しかし、本人にしてみれば、正しいやり方で勉強をしているつもりなので、「勉強してもどうせ無理なんだ。」と思ってしまうかもしれません。
そもそも、その根底には、
「終わらせないと誰かに怒られる。」「終わらせて早くゲームがしたい。」などという気持ちがあることが多いのです。
ただ「終わらせる」ことを意識した勉強は、本当はやりたくないのに勉強をさせられている状態で、自分から勉強する動機がないことが一番の問題なのかもしれません。
例2:「自力で解けるようになる」ことを意識して勉強しているEくん
ではEくんの取り組みはどうでしょうか。
「自力で解けるようになる」ことを意識しているので、知識の習得(理解して覚える)と活用(使う)が完璧にできています。
さらに、
・理解するために先生に質問しよう!
・覚えられるように後でもう一回この問題を解いてみよう!
など、おのずと取り組みの中に工夫も生まれるため、成果が出やすくなるのです。
そして、その根底には、
「自力で解けるようになりたい。」「100点をとりたい。」などという気持ちがあります。
つまり勉強したくて(する必要があると納得して)している状態。自分から勉強する動機があるということが、取り組みを良い方向に変え、成果を変えていることになります。
意識を変えるために
ー具体的な目標設定で勉強する動機を明確にー
とは言え、意識を変えるためにはどうしたらいいのでしょうか?
先ほどの例DくんとEくんで違っていたのは・・・
そう、勉強する動機があるかないか、というところですね。
勉強する動機とは、言い換えれば目標です。
このように、将来の明確な夢や目標があれば、それに必要な中期目標というのが自然と生まれ、日々の勉強の中で、短期目標を持って取り組むことができます。
ただ、将来の夢や長期目標がない場合もあります。
※目標の持ち方(引き出し方)についてはまた別コラムでご紹介したいと思っていますが、大人からのポジティブな声かけによって自然と目標ができる場合は多々あります。
11月コラム「前向きな姿勢を作る声かけのコツ」
その場合、中期目標から決めていっても良いでしょう。
まず、勉強に関してどんな自分でありたいかを想像します。
・「〇〇くんて頭いいよね」って言われたい。
・問題がスラスラ解ける自分になってみたい。
などなど。
そのためにはどうすれば良いか?を考えます。
「この前より点数を上げる」というようなぼんやりとした目標ではなく、「数学で95点以上とる!」のようなはっきりとした数字で決めると良いですね。
ご家庭では、紙に書いて貼っておくなどして、目標を忘れないような工夫をするといいかもしれません。
次のエピソードは、入塾後にガラリと意識が変わった生徒のお話です。
小5 Fさんの体験談
現在は高校生になったFさんですが、小5の時に、勉強への意識が「終わらせる」から「自力で解けるようになる」に変わった出来事がありました。
◇2時間勉強する日もあったのに、点数が上がらない
当時算数を受講していたFさん。入塾当初、公倍数と公約数のテストで50点を取ってしまい、とてもショックを受けていました。
まじめな性格なので、宿題を忘れることもないですし、計算ドリルは、3回繰り返しやることもあるとのこと。
そこで、まずFさんに状況を詳しく聞いてみました。
すると・・・
※写真は当時のイメージです。
計ドを3回繰り返し解いて、その後3回分をまとめて丸付けをしていたそうです。
つまり、間違えた問題は3回とも間違えているという状態。
トータル2時間くらいかかることもあったので、まさに「早く終わらせたいなあ」と思っていたそうです。
◇目標点数を決めて「自力で解けるようになる」を意識
そこで、まずはじめの授業では、塾に入って、どんな自分に変わりたいか?について話を聞くと、
「できたら算数で90点以上はとれるようになりたい。」
と少し自信がなさそうに話してくれました。
「じゃあ、次のテストで90点を一緒に目指してみよう!必ずできるよ!」とお話しました。
※写真はイメージです。
そして、テストに出やすい問題を集めた「テスト対策プリント」一枚を渡しました。
15分のお見積りが40分になったことでお怒りのFさんでしたが、分からないところは先生にしっかり質問し、その後自分の力で解くことで、「解けるようになった」という手応えを確かに感じたようでした。
塾でやったのと同じやり方で、宿題プリントにも取り組んでくれたFさん。塾でのチェックテストでは100点。これならおそらく学校のテストでも高得点がとれそうなので安心して送り出しました。
◇意識が変わったことで、受講していない教科も次々100点に
次の週、満面の笑みでノートスにテストを持ってきて見せてくれたFさん。見事100点でした!
その後のFさんは、なんと毎回学校のテストが楽しみに。習っていた算数だけでなく、国語のテストまで100点をとるようになりました。
Fさん曰く、「成果の出る勉強のやり方が分かったから楽しくなった」とのこと。
テストで90点以上とりたい!という目標ができたことで、一問一問に対して、「終わらせよう」ではなく「自力で解けるようになるぞ」という意識に変わりました。
その結果、理解し覚えて使えるようになるまで勉強に取り組めたことが、Fさんが変わった大きなきっかけだったと言えます。
わが子の意識も変わってほしい、という保護者様へ
可能であれば、ぜひこのブログ記事をお子さんと一緒に読んでみて、今後の家庭学習の参考にして下さい。
そして、お子さんの宿題やテスト勉強について、「終わった?」ではなく、頑張っている点を見つけてポジティブな声かけをしてみてください。
10月コラム
子どもの自信が育つ「ほめ方」のコツ!
11月コラム
前向きな姿勢を作る『声かけ』のコツ!
とはいえ、思春期の難しい年ごろのお子さん。勉強の話はなかなかしづらいものですね。また、目標を決めたとしても、つい忘れたり、逃げ出したくなることは誰にでもあります。
そんな時は、ぜひノートスへの通塾をお考え下さい。
私たちノートスは、保護者様と二人三脚で、お子さんの最高のサポーターを目指して日々取り組んでいます。
学習相談・体験授業はいつでも無料。お気軽にお問合せ下さい。
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